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大正9年11月〜大正11年11月

                        井上芳邦氏作成「貝島炭砿株式会社経営変遷概要」から


年号 記                  事
大正 9. 11. 12 菅牟田第三坑人道斜坑が完成す、大正10年4月30日試運転、同年6月2日運転開始。
昭和20年代の人車
(写真:「貝島炭礦の想い出」から)
10. 2. 1 砿業会社社長に四代目に貝島 栄四郎氏が就任。
    大辻岩屋炭砿株式会社設立。      資本金1,000万円
砿区 大辻 1,574,656坪 、 岩屋 5,276,406坪
10. 6. 1 桐野発電所を中央発電所と改称す。               人員 7,683人
10.初〜11.6     菅牟田櫻町露天堀。(現在の菅牟田公民会館附近)
11. 6. 25 日本労働総同盟の17名が、大辻炭砿において人事係と衝突し、負傷者を出す。
11. 9.   充填専用鉄道、菅牟田―桐野 18日竣工、 桐野―満之浦及び全通は25日とする。
この頃、採砂用地として確保していた、若宮村原田採砂場を廃止する。

充填汽車アルコ22号 宮若市石炭記念館
11. 11   菅牟田第一坑(後の第四坑)新斜坑を開鑿。 傾斜 11° 昭和6年3月29日休山。
11. 当時    ※下表に各炭砿別社宅等状況(4月末現在調)
   
※ 社 宅 数



砿    名 役 員 社 宅 砿夫社宅
新坑付近の炭住街(昭和25年頃)
(写真:「貝島炭礦の想い出」から)
菅牟田 185 1,770 1,955
桐野 122 954 1,076
満之浦 162 1,529 1,691
大辻 163 1,102 1,265
岩屋 125 1,220 1,345
合 計 757 6,575 7,332








※従事者及び家族者数(4月末現在調)
砿    名 役員 稼 動 者 役員家族 稼動者家族 総計
菅牟田 221 3,232 3,453 489 3,106 3,595 7,048
桐野 220 2,095 2,315 348 3,183 3,531 5,846
満之浦 155 2,994 3,149 417 2,962 3,379 6,528
大辻 211 2,631 2,842 488 2,742 3,230 6,072
岩屋 177 2,917 3,094 320 2,681 3,001 6,095
合  計 984 13,869 14,853 2,062 14,674 16,736 31,589








※炭砿別稼動者種別(4月末現在調)

採炭現場(昭和28年頃)
(写真:「貝島炭礦の想い出」から)

砿    名 採炭 夫 仕繰夫 職工 雑夫 合計
菅牟田 1,339 482 243 1168 3,232
桐野 546 643 206 700 2,095
満之浦 1,736 227 213 768 2,944
大辻 1,227 523 192 689 2,631
岩屋 1,749 230 191 747 2,917
 合  計 6,597 2,105 1,045 4,072 13,819