宮若市石炭記念館の岡本宏志さんは、石炭増産期で活気あふれた昭和初期の炭鉱住宅を精巧なミニチュアでよみがえらせています。炭鉱住宅に息づかせていた人のぬくもりを小さな模型の中に宿らせ、失われつつある今に伝えようとしています。 |
模型に配置した人形は紙粘土で作られたとか。一つ一つが生き生きとしています。 右写真の手前は、自転車でやって来た「紙芝居」を子どもたちが見ています。その右手には、鶏がひよこを連れて歩いています。 その向こうには、写真屋さんが一家族の記念写真を撮っています。さらに奥には、コマ回したり、花火をしたり、縄跳びを競ったりしている子どもたち・・・。 そして大人たちは、その元気に遊ぶ子どもたちを見守っているのです。 |
平成15年8月19日付読売新聞朝刊より写真:炭鉱住宅をリアルに再現した岡本さん(右)と花田さん |
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本ページの一部の文面は、平成15年8月19日付読売新聞朝刊より構成しています。 | |||
右上写真の八軒長屋の二棟を、地面近くまで下りてみました。 はて手前は何をしているのでしょうか?そうです、町内会が桜花見をして、宴たけなわの様子です。 |
貝島炭鉱記念写真集から、左の模型の時代よりは新しい昭和20年代と思われるほぼ同じ八軒長屋のスナップを見つけました。白いものは、洗濯物です。物干し竿がよく分かりますね。 |
この模型の屋根を全てすっぽりはずして中を覗くことができます。 |
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平成15年8月19日付読売新聞朝刊より |