上表:吉田龍四郎氏提供
この地に生きたワキノサトウリュウ!
いこいの里千石にホタル生息のための水路が完成
ふたたび、ホタルの光ゆらめく千石に
いこいの里千石に、新しく、ホタル生息のための小水路が整備されました(左上写真)。この水路は、全長65メートル、幅50センチほど。今後、宮田町観光協会と宮田ライオンズクラブで組織する「宮田町ホタルの里づくり実行委員会」で、ホタルを再生させるための取組みが行われます。
3月5日、あいにくの雨模様となりましたが、この水路に、ホタルの幼虫の餌となる川ニナなどが放流されました。「うまくいくと、来夏にはホタルの舞う姿が見られるのでは。」と実行委員のみなさんも期待に胸をふくらませていました。
いこいの里千石で、ホタルの幻想的な光に出会えることを楽しみにしていてください。
復権の塔 千石公園内にあります。
「冒険の森」のアスレチック遊具
いこいの里
“千石峡”
発見された恐竜のまとめ |
発見場所 |
宮田町千石峡 八木山川 |
発見日時 |
1990年2月 |
種 名 |
メガロザ ウルス(肉食) |
生存年代 |
中世期 白亜紀 前期(1億3000万年前) |
体 長 |
約11m |
体 重 |
約3トン |
歯の長さ |
約10p |
発 見 者 |
佐藤政弘 氏 (北九州市在住) |
調査命名者 |
岡崎美彦 氏 (北九州市 自然博物館学芸員) |
学 術 名 |
ワキノ ザウルス サトーイ オカザキ |
千石峡は、古くから山紫水明の地として知られています。近年この一帯の整備がすすめられ、現在では、笠置城趾、千石焼窯跡などを中心として、周辺に木立の広場とキャンプ場、水上ステージのある水辺公園、桜の名所である千石公園、オートキャンプ場を設置している花の水辺公園などがつくられ「いこいの里“千石”」として絶好の行楽地となっています。
千石峡入口 JRバス千石峡バス停から飯塚に向かって右500m
千石峡吊橋(現宮若市)
水辺公園のこの看板があります。
1億3000万年前の中生代白亜紀前期の地層から見つかった化石は、幅3.3p、長さ5.3p、歯の根元の半分が残ったもので、縁に鋸(のこぎり)状のギザギザがあり、これまでに発見されたものでは日本最大です。
名前は、発掘された地層名「関門層群脇野(わきの)亜層群千石層」と、発見者の佐藤雅弘さんにちなんだ「ワキノサトウリュウ」です。
この恐竜は、歯の形の特徴などから、体長10mを超える「メガロサウルス科」の肉食性大型恐竜と見られています。
千石峡の岩石は、中生代白亜紀に湖底に積もってできた頁岩や砂岩で、頁岩の中には、この時代の湖にいた巻き貝や二枚貝などの化石が見られます。
現在この化石は、北九州市立自然史博物館に所蔵されています。
資料:「すてきにくらじ」55から
ワキノサトウリュウ像 吉田龍四郎氏提供
左写真の上流に、「水辺公園」「千石峡青少年野営訓練所」「木立の広場キャンプ場」「千石峡キャンプ場」などがあります。