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わかみや探訪

きよみずでら

 
 宮若市黒丸字清水にある清水寺は、犬鳴山系の西山の麓、海抜300mほどに位置しています。そこからは、右写真のように若宮盆地をはじめ、北九州まで望むことができます。
 宮若市、鞍手郡の中では、一番古い寺としても有名です。またの呼び名を「清水の観音様」として、地元の人々から親しまれています。バス停清水口から長い坂を登りつめ、古い山門をくぐると正面に観音堂が建っています。本堂内には「十一面観音菩薩坐像(県指定文化財)」があります。
 この寺は、筑前国三十三か所霊場の第二十五番札所でもあります。嘉永3年(1850年)6月、背後の西山大山崩れのおり、村人13人が犠牲になったところで、それ以来地元の人々によって、この寺において供養が営まれています。この山崩れのときに、この寺の側に立っているイチョウの大木が、半分くらい埋没しましたが、現在でもその木は若宮地域のシンボルとして、その威容を誇っています(左写真H19.10.14撮影)。
 天平年間(729〜748)に、行基が開基したと伝えられるこの寺は、宮若市・鞍手郡内で最古の古刹(こさつ、古寺のこと)であり、真言宗京都「仁和寺」の末寺でもあります。本尊の千手観音菩薩は、観立日堂(観音堂)の厨子のなかに安置されていますが、秘仏として公開されていないそうです。それは天正10年(1582)の小金原合戦で、立花勢が帰陣するとき、清水寺を焼いて西山を越えたといわれています。本尊もそのとき難に遭い、秘仏となったのであろうといわれています。
 その後、承応2年(1653)に、豊前国上野(現田川郡赤池町)の興国寺住職永寿が本堂を再興しました。これが現在の観音堂であろうと考えられています。




<220度動画大パノラマ>
 平成19年10月14日、宮若市ウォーキング大会があり、宮若市清水寺に立ち寄りました。そこからの眺望は素晴らしく220度パノラマ動画作成を試みました。右の画像をクリックしてご鑑賞ください。

 皆様、一度本寺にお越しください。左上写真(若宮町勢要覧003「若宮」より)のような゙雲海゙に出会うことができるかも知れません。


(注) 上記は、「若宮町誌上巻」及び「若宮町閉町記念誌」を参考としました。