川を渡ると、大きな立て看板がありました。先生は
「ここ千石峡は、太宰府県立自然公園といいます。
素晴らしい自然が一杯なので指定されています。
大事にしたいものですね。」
チャンチンモドキ (説明の概要) 平成7年11月に、この植物研究家がここ笠置山にて、奇木「チャンチンモドキ」を発見しました。日本では九州南部の限られた地域でしか確認されていない「チャンチンモドキ」は、高さは15mにもなり、幹は黒みを帯びて縦に亀裂が入っています。 150本もの群落を確認できたことによって南方系の樹々の北限(熊本県)が変更になり、学術的に話題を呼んでいるそうです。 ※チャンチンの「チン」は、中国語で「椿」だそうです。と講師の先生から説明がありました。 |
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そのチャンチンモドキの木は、さらに上に伸びて、高さ20m近くになっていました。落葉樹とのこと。やさしい感じの木のようでした。 |
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チャンチンモドキの種と実です。たくさん右の木の下に落ちていました。 この種を家の庭に撒いとくといいですよ、とお話がありました。 |
これは、犬鳴川河川公園に植生しているそうです.。 |
皆様ご存知ですか。 平成2年2月に、ここ千石峡で、全長約11m、体重約3トンの肉食恐竜「メガロザウルス」の約10pの歯の化石が発見されたことを。 左の図板が、近くに掲示してあります。このような恐竜がこの千石峡をノッシノッシと歩いていたのですね。1億3000万年前にですよ。宮若・宮田ってすごい?!ですね。。 |
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上の説明を受けたあと、散策しながら自由に自然に触れていきました。 数人の子どもたちが、小川のせせらぎへ降りていきました。「おっカニがいるよ!」そこへ写真のようにお友達が集まり、たっぷり自然と遊んでいるようでした。 |
川を渡り、対岸の田んぼ道を歩いていると「これ何?」子どもたちが問いました。それは田んぼの周りにフェンスみたいなものがあるのです。「それはね、猪などの山の動物から稲などが傷められないように防ぐ電線です。 12Vほどの電圧ですから、人には安全です」との説明を受けました。 自然を大事にしながら、生きている人々の工夫を目の当たりにした子どもたちでした。 |
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虫をとった男の子たちが額を寄せ合って何か話しています。「何の虫かな。後で先生に聞いてみよう」 | 平成14年度 |
写真:平成14年度
もとの場所に帰り着きました。講師の先生に、これまでに採ってきた
花々や草木を手渡しますと、先生は「これはゲンノショウコです。
次にこれはオオバコですね。風邪に効くそうです。
それにこれは、ドクダミだね。腫れ物にも効くそうです。くさくて嫌う人もいるけど、
このまま食べることもできるよ。(がりがり)」これにはみんなびっくり。
こうして、「自然観察」活動は終わりました。
子どもたちに、そうめん流しがふるまわれました。すべての子どもたちが、
千石峡の水にひたったそうめんを心行くまで味わいました。
平成14年度