去る平成20年3月4日の雪で今、犬鳴山系が悲鳴をあげています。
私、本HP担当者が、妻を伴って軽装で3月11日(火)に犬鳴ダム奥の旧福岡藩御別館史跡の
見学に出かけたところ、その場所に辿り着けないほどの倒木のヤマ!山!
それは数日後に片付けられたとか。
しかし、その後、澤田憲孝氏が、その奥に踏み入ったところ、
下の写真のように、目を覆うばかりの犬鳴の山々を中心として倒木の惨状!!
このようなことは,
地元の犬鳴山系の関係者も記憶にないとのこと。
この原因は、まだ不確かな面がありますが、
私どもが思うに、
3月に入り温かく、地上は3〜5℃、そのときの湿度が90%!!
加えて犬鳴山系の形状が大きな原因で湿った空気が上昇、
そこへ上空に−30℃ほどの寒気が入り、それに当たった湿った上昇気流が
ベタ雪となって下降、しかし下は温かくまた上昇、
それを何度となく繰り返し、ますます大きくなったベタ雪が犬鳴山系に降り注いだ。
さらに、黄砂現象がその状態を増幅したのではないかと考えます。
というのは、上昇する空気に黄砂が混じり、雪の結晶を更に大きくしたのでは、
そして、樹木に積もっていた黄砂が雪の滑りを遅くしたのでは、
と考えました。
よって、いろんなことが偶然に相乗効果を伴って、凄い状況をもたらしたと思うのです。
まとめると、
特殊な気象に、そこへ黄砂がかかわって・・・
皆様いかがとらえられますか。
地図上でその被害の広さを見ることができます。 |
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