ひゃくつか こふん
<古墳群の位置・案内>
宮若市上有木六郎丸の県道交差点から赤木峠に向かいます。約500m進みますと、上有木公民館ほぼ100m手前左「百塚古墳群」の標識板(紺色)があります。それに従って左折し靡山(なびきやま)に向かって200mほど進みます。そこで真学寺の境内を右手に見てその辺りで下車します。そこから徒歩で左丘陵200mあがると、杉林に隠れた百塚古墳群に辿り着きます。
向こうに見えるは「真学寺」。
そこから、畑地の中の道を上ります。
もうすぐです。
この建物が見えたら、
すぐ向こうの林の中に
「古墳群」が在ります。
<歴史的根拠>
この存在については、古くから知られ、江戸時代にかかれた、「筑前国續風土記附録」には「向っ原と云地に古塚三十余有、里民百塚と云、此内三ッ計はハ穴うかてり」と紹介されています。
<現在>
現在10基余りの石室が開口され、中でも1号古墳の石室には、右側壁には、幅45pの石棚が設けられており珍しいのだそうです。
<築造はいつか>
この百塚古墳群については、6世紀中頃から後半にかけて築造された古墳で構成されていると言われています。
その林の中に古墳群が現れてきます。こんもりとした小形のようにあります。左写真には、二つの古墳が右写真のように写っているのです。
このようにあちこちに古墳が見えます。これぞ古墳群!
右手の古墳に近づいてみましょう。かなり大きいでしょう。はば10m以上はあります。
上写真の古墳に目の前にしました。穴のようなものが見えます。
人が立ち入ることができるほどの穴が開いています。感動です。よくぞ悠久の1400年。入口が残っているではありませんか。
このような古墳の入口が方々にあります。この洞の中に入って見たくなりました。
この次の機会に記者も入ってみますか?
<感想と願い>
初めて訪れました。この宮若市にこのような古墳群が、皆に忘れ去られたかのようにひっそりと林の中に在りました。そうまるで眠っているかのように。
宮若市の財産です。案内は上記の標識一つでした。この古墳群に辿り着くまで何度も迷いました。どうか、簡単な案内板がほしくあります。
できれば説明板もほしいものです。
これぞ宮若市の誇りです。財産です。小中学生の総合的な学習にも最適でしょう。ここに紹介したのはごく一部です。さあ、子どもたち、皆さん、探究してみましょう。
なお、山をハイキングするような長袖、長靴などの身なりが必要でしょう。
案内は、近くで畑作業してあった長濱 学さんでした。ご親切なご案内に感謝いたします。